Contact Lens for Amazon Connectを使って音声通話の感情分析をしてみる – Amazon Connect アドベントカレンダー 2022

こんにちは。櫻井です。

今回はContact Lens for Amazon Connect(以下 Contact Lens)を使った音声通話の感情分析を試してみようと思います。

 

このエントリは、Amazon Connect Advent Calendar 2022の10日目の記事です。

ギークフィードとクラスメソッドさんの有志が著者となっているアドベントカレンダーです。

 

 

前提条件

  • Amazon Connect インスタンスを作成していること
  • 電話番号を取得していること

 

手順

 

AWSマネジメントコンソール上での作業をするので、AWSにログインしておいてください。

 

Contact Lensを有効化する

 

AWSマネジメントコンソールからAmazonConnectに移動します。

 

Contact Lensを有効化したいインスタンス名をクリックします。

 

 

左側のメニューから “分析ツール” を選択し “Contact Lensを有効にする” にチェックを入れて保存します。

 

 

コンタクトフローを作成する

 

ここからはAmazon Connectでの作業になるので、Contact Lensを有効化したインスタンスにログインしてください。

 

ログインが出来たら、左側のメニューから “コンタクトフロー” をクリックします。

 

 

“コンタクトフローを作成” をクリックします。

 

 

今回はテストなので、必要最低限のフローを作成しました。

 

 

感情分析を行うために “記録と分析の動作を設定” で以下3点の設定を行います。

 

  • 通話記録の有効化

 

 

  • 会話分析の有効化

 

 

  • 言語の設定

 

 

設定が完了したら、コンタクトフローを公開します。

 

受電設定

 

BasicQueueに入った電話を受けることができるようにユーザーの設定を行います。

 

左側のメニューから “ユーザー管理” をクリックします。

 

電話を受けたいユーザー名をクリックします。

 

ルーティングプロファイルを “Basic Routing Profile” に設定し保存します。
※Basic Routing Profile にはデフォルトではBasicQueueがセットされています。デフォルトから変更してセットされていない場合は、セットしてください。

 

先ほど作成したコンタクトフローに電話番号を紐づけます。

 

左側のメニューから “電話番号” をクリックしてください。

 

先ほど作成したコンタクトフローを割り当てたい電話番号をクリックします。

 

“問い合わせフロー/IVR” で先ほど作成したコンタクトフローを選択して保存します。

 

これで感情分析の準備が完了しました。
次は実際に感情分析を行っていきます。

 

感情分析してみる

 

通話

では、実際に通話を行い感情分析をしていきます。先程取得した電話番号に携帯電話等から発信し、数十秒の会話の後切断します。

通話内容は以下のような内容で行いました。

 

”””””

オペレータ :お電話ありがとうございます。株式会社○○でございます。

顧 客 :3週間前に注文した商品が届かないんですけど。(怒)

オペレータ :大変申し訳ございません。確認いたしますので、注文番号を教えていただけないでしょうか。

顧 客 :N103です(怒)

オペレータ :N103ですね。確認いたしますので少々お待ちください。

オペレータ :おまたせいたしました。ご注文頂いているものは〇〇でお間違い無いでしょうか。

顧 客 :はい(怒)

オペレータ :こちらの商品は、来週末の入荷予定になっております。入荷次第順次発送いたしますので、ご到着まで今しばらくお待ち下さい。

顧 客 :そうなんですね、じゃあ待ってます。ありがとうございました。(普)

                                                                                                                                                                                                                                                               ”””””

結果

 

感情分析の結果を確認します。

 

左側のメニューから “コンタクトの検索” をクリックします。

 

 

先程の通話のコンタクトID部分をクリックします。(反映されるまでに少し時間がかかる場合があります。)

 

このように分析結果が表示されていれば成功です。(こちらも反映に時間がかかる場合があります。)

 

まとめ

 

今回は、Contact Lensを使った通話の感情分析を行いました!!!

 

感情分析の結果をもとに業務を改善することで、顧客満足度の向上に繋がりやすくなると思います。

 

Contact Lensは、新たにチャットでの感情分析にも対応したので、次回はチャットでの感情分析を試してみようと思います。

 

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櫻井
櫻井
2022年3月にギークフィードに入社。 エンジニア完全未経験からSAP・SAAを三週間で取得することが出来ました。そのためAWSに関することを中心に記事を作成する予定です。 自分が初心者だからこそわかる、エンジニア未経験の方や、エンジニアを始めたばかりの方の躓きポイントをうまく説明できるように頑張ります。

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