型番不明のジャンクMacBook Proを修理してみた | ソフトウェア開発のギークフィード

型番不明のジャンクMacBook Proを修理してみた

はじめに

今回はハードウェアについてです。
私はMacOSのPCを持っていないのですが、
「安くいい感じのMacを手に入れるにはどうすれば。。」
と考えて、やったことないけどジャンクPCを修理しようというチャレンジに至りました。
書いていたら長くなってしまったのと、修理後のパフォーマンスの話になったので、別記事に続きがあります。

MacBookのパフォーマンスとバッテリーの関係

さっそく今回ヤフオクで落札したMacはこちら!
7580円(送料別)!

【通電のみ 起動せず Apple MacBook 型番不明品 CPU未確認 メモリなし HDDなし バッテリー難あり アダプタなし】

実際に落札した商品はこちら

 

通電

見た感じ液晶に異常はなく、通電はできている・・・!
この電池マークはおそらくバッテリーが壊れているから表示されているのかなー程度の認識です。

背面

バッテリーがえらいことになってるw
そしてこのMacBook、バックパネル(カバー)がありません。
では早速修理していきましょう。


現状把握

まずは型番の特定からはじめます。
普通MacBookはバックパネルに「Model AXXXX」というように型番が記載されています。
ですが今回修理するMacBookはバックパネルがないためそれがわかりません。
内部構造を見て似ている機種を探してもいいのですが、ヒントとなるのはバッテリーの型番です。

バッテリー型番

Model A1417と書いてあります。
このモデルのバッテリーが対応しているのは、

(A1417, MacBook Pro 10.1)-2012年中期バージョンのみ
MC975xx/A15.4″/2.3 Quad-core i7/8GB/256-Flash
MC976xx/A 15.4″/2.6 Quad-core i7/8GB/512-Flash
(A1417, MacBook Pro 10.1)-2013年早期バージョンのみ
ME664xx/A 15.4″/2.4 Quad-core i7/8GB/256-Flash
ME665xx/A15.4″/2.7 Quad-core i7/16GB/512-Flash

となっていて、要するに2012年中期か2013年早期の15インチMacBook Proということになります。
ここまでわかれば、iFixit等のサイトである程度の修理工数がわかってきます。

MacBook Pro 15インチ Retinaディスプレイの修理

だいたいここらへんまでを落札する前までに行いました。
落札する際の指標になりますね。


パーツ購入

これまでの情報から、必要な以下のパーツが必要かなと想定できます。

・メモリ
・HDD or SSD
・電源アダプター
(・バッテリー)
(・バックパネル)

なぜバッテリーとバックパネルがカッコ付きかというと、起動に必須のものではないからです。
デスクトップと同じような運用をすればこの2つはいらないなーと考えていました。

しかし実機を見ると意外な事実が判明!

まずメモリですが、この機種はメモリがオンボードでした。
着脱不可なので基本的には欠品しているとは思えないです。

そしてHDDですが、こちらはフラッシュストレージタイプのPCIe接続のものです。
そして実機を見てみると・・・

edited

ついてる!しかも512GB!
この時点でSSDだけで元が取れています。
(ヤフオクの写真でも確認ができましたが、実際に内部を見たことがなかったので確信をもてていませんでした。)

というわけで、まずは電源アダプターのみを購入しました。
購入はメルカリで行いました。質の良いものが安く売られています。


OS起動まで直す

まずはアダプターをつけて起動してみます。
ジャンク修理はこの瞬間が一番ドキドキしますね。
出品状態であれば電池マークがでるはずですが・・・。

?mark
(写真を取り忘れたので公式の写真です)

上の画像のような表示になりました。
このマークは起動ディスクが認識できていない状態です。
考えらるのは以下です。

1. HDDがない
2. HDDが認識されていない
3. HDDが壊れている
4. OSが入っていないorOSに異常がある

1番は実物で存在を確認しているのでないですね。
2番、3番はハードウェアの問題です。ここが原因だと買い換える必要があるのでお金がかかってしまいます。
HDD単体の故障か、ロジックボードの故障かを確認するには、USBの外付けHDDにOSを入れて起動するという方法があります。
4番はソフトウェアの問題です。まずはこれが原因かチェックするのが正攻法です。

公式のドキュメントを参照して、「command + R」キーを押しながら電源を入れます。
インターネット経由でOSを修復します。
今回は何事もなく修復ができてしまいました。
なので、ジャンクでしたがハードウェアはなにも壊れていなかったということになります。
やったー!
修理っていうほどなにもやってないけど。

以下が今回の修理で参照した公式のドキュメントです。
Mac の起動時に「?」マークが点滅表示される場合


CPUとGPUのグリスをつけなおす

ここからは本格的な修理になります。
Macの情報を見てみると、このMacBookは2013年モデルのようです。
6年前のモデルなので、当然消耗品は劣化しています。
とは言ってもまだ使える部分が大半なので、今回はパフォーマンスに直接影響するグリスだけつけなおすことにしました。

☆CPUグリスとは?
PC実行中には、CPUクーラーをつけないとCPUの温度は余裕で100度を超えます。
なのでPCにはCPUクーラーがついているわけですね。
クーラーのファンとCPUの間にはヒートシンクという、CPUの熱をクーラーに伝える役目の金属がありますが、そのヒートシンクとCPUの間に熱伝導率の高いグリスを塗ることで、ぴったりとCPUとヒートシンクをくっつける効果があります。

グリスは経年劣化し、乾いていきます。そうすると、熱伝導率が落ちてCPUの温度が下がりにくくなり、結果的にPCのパフォーマンスが落ちます。

というわけでヒートシンクを取り外した画像がこちら。

IMG_20190220_142244

灰色の物体がグリスです。カピカピではないですが結構乾燥していました。
ロジックボード側が、CPUとGPUです。
古いグリスを拭き取り、適当なCPUグリスをつけて、再度ヒートシンクを取り付けました。


バックパネルをつける

さすがにロジックボードまるだしは危ないなということでバックパネルを購入してつけることにしました。

IMG_20190221_150038

お値段は2980円(送料別)

そのままつけようと思ったら、後ろ側のフレームが結構歪んでいてつけられない!

IMG_20190220_175500

この写真はちょっと修理したあとの写真です。
最初はもっと反り上がっていました。

ペンチで慎重に曲げて直します。
力を入れすぎないように。

IMG_20190220_175640

ここまで潰すことができました。
これならバックパネルをつけることができそうです。

ですがこの状態でつけると、ちょっとわかりにくいですが、結構なスキマが側面にできてしまいました。

IMG_20190221_165516

気になるなあ。
これ以上ペンチも怖いし。。ヤスリで削ろう!
ということで削ります。

IMG_20190221_170848

そして削った結果、スキマがあんまり気にならなくなりました!

IMG_20190221_172617


バッテリー交換&パフォーマンス測定

最後はバッテリー交換とパフォーマンス測定ですが、別記事にまとめました。
最終的にかかった金額もそちらで発表しています。
以下のリンクよりぜひ読んでください!

MacBookのパフォーマンスとバッテリーの関係

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう

Twitter で
The following two tabs change content below.
ippei
ippei
元ポーカープレイヤー 現ギークフィードエンジニア兼慶應大学生 AWS SAA ガジェット好き
ippei
ippei (全て見る)

【求人】私たちと一緒に働きませんか?

採用情報
ページトップへ