Claude Codeでcdk deployをするためにsubagentsを設定した

はじめ

おはようございますからこんばんわまで。ギークフィードのaraoです。
ギークフィード Advent Calendar 2025 の23日目です。

ギークフィードでは、自分で利用する生成AIを選択する事ができます。
私はメインでClaude Codeを利用しています。
AWS CDKのコードをClaude Codeで書いて、そのままClaude Codeにcdk deployしてもらっているのですが、
cdk deployのログは文章量が多いのでコンテキストの消費が気になっていました。
「cdk deployで判明したエラーをClaude Codeにそのまま修正してもらいたいので、cdk deployをClaude Codeで実行したい。
でも、利用中のコンテキストが増えてくるとAuto Compactが実行されてしまう」というジレンマがありました。

コンテキスト管理はマメにセッションを分けるなどやっていましたが、
弊社もお世話になっているクラスメソッドさんのブログに以下の記事を見つけました。
AWS技術調査を支援するClaude Codeサブエージェントを作ってみた #コンテキストを節約しよう

subagentsを使えば、cdk deploy実行中のコンテキストを分離できてコンテキスト管理の頻度が減るのでは、、、?と思い立ちやってみました。

Claude Codeのsubagents

subagentsを利用するとメインのコンテキストと独立したsubagents用のコンテキストが割り当てられます。
これにより、Claude Codeに指示を出しているメインのコンテキストの消費量が抑えることができます。

世の中に詳しく分かりやすく説明されている記事があるので、ここでは説明しませんが、
クラスメソッドさんの記事に加え、おすすめの記事をご紹介します。

Claude Codeの Agent Skills は設定したほうがいい
nwiizoさんの記事。この方のブログは以前から拝読してますが、文章のおもしろさと圧倒的なアウトプット量がすごい。読後の満足感がすごいです。

ドラゴンを倒して覚える Claude Code – Commands, Skills, Subagents, Rules の違いと使い分け
Ryosuke Miyamotoさんの記事。ここまで分かりやすく説明できるセンスに脱帽。いい具合に抽象化されて説明されてますが、「現実世界での例」で参考にしやすい配慮もしてあってすごい(語彙力)

他にもご紹介したい記事がいっぱいありますが、我慢。

cdk deploy用のsubagents

改善の余地ありですが、私のsubagents「cdk-deployer.md」をご紹介します。
※改善の余地は主に以下です。

  • cdk deployをClaude Codeに依頼した際にsubagentsが呼び出されないときがある
  • cdk diffに対して承認した際にエージェントがAPI Error: 400を返すときがある

実験

クラスメソッドさんの記事にもありますが、subagentsの利用有無でどの程度コンテキストの消費量が異なるのか見てみたいと思います。
社内のZabbixを移行するために作成したCDKコードを利用します。
そのため、今回CDKでデプロイするAWSリソースは以下です。

  • VPC
  • EC2 (UserdataでZabbixのDocker composeの配置と起動)
  • EIP
  • Secret Manager

実験の流れは以下です。

  1. subagents「cdk-deployer」を利用せずにcdk deploy
  2. 手動でcdk destroyで環境削除
  3. subagents「cdk-deployer」を利用してcdk deploy

subagents「cdk-deployer」を利用しない場合

実行前のコンテキスト: 49k tokens

cdk deployをメインのコンテキストで実行しています。

実行後のコンテキスト: 59k tokens

subagents「cdk-deployer」を利用する場合

実行前のコンテキスト: 47k tokens

cdk deployをsubagents「cdk-deployer」で実行しています。
視覚的にもsubagentsが呼びされているのが分かります。

実行後のコンテキスト: 52k tokens

実験結果

以下のとおり、1/2のコンテキスト消費となっていました。

項目 subagents未使用 subagents使用
実行前のコンテキスト 49k tokens 47k tokens
実行後のコンテキスト 59k tokens 52k tokens
cdk deployで消費したコンテキスト 10k tokens 5k tokens

今回は作成するAWSリソースが少なかったのですが、対象のリソースが増えるとログも増えるのでさらに差が出ると思います。

おわり

Claude Codeの機能を全然活かせてないのですが、少し設定するだけで効果を感じれるのは楽しいですね。

ギークフィードでは生成AIを業務への活用を推進しており、生成AIを活用した案件もやってるので、気になる方はぜひカジュアル面談まで!

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