携帯電話の通話録音サービスを選ぶ際の3つのポイントを解説

ギークフィードの谷口と申します。

これまで4年間、約200社以上の企業様に通話録音サービスのご提案・導入支援を行って参りましたが、

ここ最近特に需要が増えているのが携帯電話の録音サービスです。

前回、通話録音サービスの導入方法について記事を書かせて頂きましたので、今回は、携帯電話の通話録音サービスを選ぶ際にどんな点に着目すればよいのか、ポイントをまとめました。

 

テレワークで需要増。携帯電話で通話録音をする背景

携帯電話の通話録音サービスの需要が増えたのは、テレワーク(在宅勤務・モバイルワーク・サードプレイスオフィス勤務)普及に伴う携帯電話業務の増加が背景にあります。携帯電話の業務が増えると、社内の録音やCTIシステムは使えなくなるため、従業員とお客様の会話内容の把握が困難になってしまいます。

携帯電話の通話録音サービスを利用すれば、お客様とのやり取りの管理が容易になるので、企業で導入が進んでいます。

携帯電話の通話録音サービスを選ぶ際のポイント

しかし、どのような基準で携帯電話の通話録音サービスを選べばよいのでしょうか。選ぶにはまず、携帯電話で通話録音する方法にはどのようなものがあるのか理解する必要があります。

何故なら、固定電話のように有線で途中に機器を設置できるのであれば、録音の取得方法は増えるのですが、携帯電話の場合は、無線通信で、かつ端末とキャリアの基地局の間に中継機器などを勝手に設置できませんので、録音の方法がおのずと限られてくるからです。

携帯電話の通話録音は大きく2つに分かれます

本来のモバイル録音か擬似的モバイル録音の2つに分かれます。本来のモバイル録音では、携帯電話の3種類の番号(090/080/070)で録音します。擬似的モバイル録音では、03/050の番号を携帯電話で受発信できるようにし、固定電話として録音します。

つまり、携帯電話の番号で録音するか、録音の為に電話番号を変えても良いかどうか、で検討すべき方向が決まります。

①【本来のモバイル録音】携帯電話番号(090/080/070の番号)で通話を録音する方法

携帯電話、特に090/080/070の番号で、通話を録音する方法は主に以下の3つに分類されます。

 

①:キャリアの通話録音サービスを利用する

②:携帯電話にある録音機能を使う

③:録音用アプリを使う

 

ビジネス利用を検討されている場合は「①:キャリアの通話録音サービスを利用する」一択です。

 

理由を説明します。例えば、ビジネス利用では録音漏れを防ぐ為に録音は自動で行われる必要があります。①では操作不要で録音漏れは発生しませんが、②、③の場合は毎回手動で操作する必要があるので、録音し忘れが発生してしまいます。

また、音声管理の手間を省き、音声管理上のリスクは排除する必要があります。①の場合は音声データが端末に残らずセキュリティ対策が施されたサーバーに自動で送信される為、管理の手間無しでリスク0ですが、②、③の場合は手動でPCやサーバーにアップする必要があるため、音声データが消えたり、端末紛失による流出リスクが高くなります。

 

他にも様々な理由があるため、下記の図にまとめています。

 

 

近年利用が増えている音声認識サービスの検討も視野に入れている場合ですと、音声の品質を担保するため、高品質で録音する必要があります。

 

キャリアの通話録音サービスでおすすめする製品

当社のYouWireMobileをご利用頂くことで、意識することなく顧客とのやり取りを自動で保存、共有することが可能です。またYouWireにてご提供している音声のテキスト化を行うことで、文字による共有・検索ができるだけでなく、応対内容の分析やマーケティングへの活用等も可能になります。

その他、料金や詳細が気になる方はお問い合わせください。

 

 

②【疑似的モバイル録音】固定電話として録音する方法(03 / 050の番号を携帯電話で受発信できるようにする)

050番号を新規で取得したり、CTI関連のサービスを使って03番号や050番号を携帯で使用できるようにし、固定電話の録音のようにシステムで録音を行うことで、疑似的に携帯電話での通話を録音することが可能です。

 

携帯電話で通話録音する3つの方法

以上の点を踏まえた上で、携帯電話で通話録音する3つの方法を解説いたします。

方法① 端末やアプリ

端末の録音機能や録音アプリを導入する場合、すぐに録音を始められて、コストもかからないので、小規模での利用や特定の通話のみ録音を行いたい場合は向いているかもしれません。
しかし、手間がかかる点と管理に注意しなければ情報漏洩に繋がりやすいので、会社として継続的に通話を録音していく場合にはお勧めしません。

方法② CTI等のシステム導入

疑似的モバイル録音として、03番号や050番号の録音を行う場合に導入するシステムには、電話システムごと入れ替えるものや、システムを追加するもの等多種多様あります。ただし、この場合携帯電話のかけ放題から固定電話の従量課金制になってしまう点に注意が必要です。

フリーダイヤルでの着信や営業などで発信業務が多々ある場合は、思わぬコスト増になるケースも少なくありません。

方法③ キャリアが提供している通話録音オプション

品質面、セキュリティ面、そして疑似的モバイル録音と比較した場合にコスト面で優れているのが、キャリアの通話録音サービスを利用した通話録音になります。

※導入の前提として下記2点を満たす必要があります。

・ソフトバンク、docomoのどちらかのキャリアである必要がある(他キャリアからの乗り換えも含む)
・法人契約であること(個人契約の場合は法人契約に変更可能)

 

キャリアの通話録音サービスでおすすめする製品

当社が自社開発しているYouWireをご利用頂くことで、より簡単に、よりセキュアに録音データの検索・再生・管理が可能となります。また、音声テキスト化サービスもYouWireにてご提供しております。

 

 

携帯電話の通話録音サービスを選ぶ際のポイントまとめ

まずは、090/080/070の携帯番号による録音が必須かどうかを検討し、特定の通話を試験的に録音を録りたい場合等には端末やアプリでの録音で問題ありませんが、品質面、セキュリティ面、コスト面を総合的に考慮すると、やはり「モバイルキャリアの通話録音サービス」をご利用頂くのが最も費用対効果が高いと言えます。

そして、当社のYouWireは各モバイルキャリアに対応しておりますので、料金や詳細が気になる方はお問い合わせください。


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