CentOS8からAlmaLinuxへ移行する方法 on AWS

※この記事は2021年4月1日時点の情報です。

こんにちは、意識高い系フルスタックエンジニアで代表の内です。

CentOS8が2021年でサポートを終了するというアナウンスがされたため、CentOS8を現在使用している場合の移行先の選択肢や、これからRedHat系ディストリビューションを選択する場合の選択肢候補と比較表を前回記事にしました。(こちら

そこでは、

  • コミュニティ主導である
  • サポートを2029年まで維持することを宣言している
  • フリーかつオープンソースであることを維持する

という方針を打ち出している有力な移行先の候補として、RockyLinuxAlmaLinuxがあるよ、と紹介しました。

2021年4月1日AlmaLinuxstable版がリリースされましたので、AWS上に構築した素のCentOS8インスタンスからAlmaLinuxへの移行を行ってみました。

ちなみにRockyLinuxは今どうなっているか?というと、AlmaLinuxのリリース予定より1日早い2021年3月31日にリリース予定でしたが、間に合わず、約1ヶ月後の4月30日になってます。

AWSで最初からAlmaLinuxを使いたい場合

AWSで最初からAlmaLinuxを使いたい場合は、コミュニティAMIとMarketPlaceで公開されてます。コミュニティAMIは無償ですが、誰でもリリース出来るものなので、セキュリティ上、どこがリリースしているかの確認が必須です。
AWS Marketplace上で公開されているものは有償の可能性があります。
AWS Marketplace上で、SupportedImages社からAlmaLinuxのAMIが提供されていますが、
これはAlmaLinuxCommunityが提供している公式AMIではないため、EC2の料金以外に、割と高額なソフトウェア利用料がかかりますのでご注意ください。

例えばバージニア北部リージョンでt2.mediumを選んだ場合は、EC2の料金が$0.046/時間に対して、ソフトウェア料金が$0.1/時間かかり、合計で$0.146/時間かかります。
また同インスタンスタイプでAWSから提供されている素のCentOS8を選んだ場合はEC2の料金の$0.046/時間だけが発生します。
RedHatEnterpriseLinux8を選択した場合ですら、$0.106/時間の料金ですので、RedHatEnterpriseLinux8よりも高いということになります。

もちろんaws marketplaceでは、ビジネスとして有償でディストリビューションを配布することは違法でも何でもありませんので、理解して利用するのであれば問題ありませんが、再度お伝えすると、これは、AlmaLinux公式のイメージではないのでご注意。

これを利用せずに、当然CentOS8の公式AMIを起動した後に、
AlmaLinuxにアップデートする分にはソフトウェア料金がかかりません。
今回はこの方法をご紹介します。

※2021/04/01時点では、AlmaLinux公式のソフトウェア料金フリーのAMIが公開されてませんが、すぐに公開されるのではないかと思いますので、
そうしたら、ゼロからEC2構築時にはそのイメージを使用することを推奨します。

また、今回この記事用にCentOS8公式AMIをAlmaLinuxにコンバートしたAMIをコミュニティAMIとして無償公開してますので、即利用したい方はこちらをご利用も可能です。

us-east-1用:「ami-0e29efe5d531f71cb」で検索
ap-northeast-1用:「ami-0c6d27bbfaca58126」で検索

AMI-IDで検索すると以下のように出現します。

いづれもsshユーザー名はcentosのままです。

CentOS8のイメージからAlmaLinuxにアップデートする。

今回は、AWS提供の素のCentOS8のEC2を起動して
パッケージの最新化、タイムゾーンとロケールを日本に設定済みの状態のところから実行します。

※ちなみに現時点でArmアーキテクチャには対応してません。

AlmaLinuxへコンバート前のCentOS8では以下のような情報が表示されます。

コンバート前OS情報

CentOS8ってなってます

CentOS8.3ってなってます。

コンバート前リポジトリ情報

CentOS Linux8ってなってます。

CentOS8をAlmaLinuxへ移行してみる

手順が乗っている公式githubリポジトリはこちら。
https://github.com/AlmaLinux/almalinux-deploy

1.バックアップを取りましょう

今回はEC2でやってるので、スナップショットをポチッと取るだけでOKです。

2.almalinux-deploy.shをダウンロード

3.ダウンロードしたalmalinux-deploy.shを実行

すると、パッケージのダウンロードと再インストールが開始されます。
実行の様子は長いので省略して書くと以下のような感じです。

スクリプトを実行して、実行結果でエラーがでないかを確認してください。

コンバート出来た確認

コンバート後OS情報

AlmaLinux8.3になってます。

AlmaLinux8.3になってます。

コンバート後リポジトリ情報

AlmaLinux8になってます。

AlmaLinux8になってます。

CentOS Stream8をAlmaLinuxにアップデートしようとする

ちなみに、CentOS Stream8をAlmaLinuxにコンバートしようとするとやっぱり無理で、以下のようにバージョンチェックエラーが出て実行できませんでした。

まとめ

AlmaLinuxへのコンバートは

1.ダウンロード
2.実行

の2行で超簡単に出来ますので、
あえてRedHatEnterpriseLinuxより高いMarketplace AMIを使うケースは非常に少ないのではないかと思いました。

次回は2021/4/30 RockyLinuxがリリースされたら、CentOS8→RockyLinuxやAlmaLinux→RockyLinux
などを試してみたいと思います。

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内信史
内信史
意識高い系IT企業経営者、エンジニア、コンサルタントだがMacは使いこなせないし、渋谷はちょっと苦手、コーヒーアレルギーだから意識高いカフェにもほとんど行かない。 ギークフィードファウンダー、代表取締役、中小企業診断士、 オープンソースコンサルタント、コンタクトセンターシステムコンサルタント エンジニアとして今でもよく触るものはAWS、Linux、c++ 中小企業診断士としては、会社地元台東区の中小企業向けに外国人観光客集客支援、ホームページやSNSを利用したマーケティングプロモーション支援を実施。また、キャッシュレスコンサルタントとして全国各地で公演。

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