【Kiro・Playwright】社内でフルAI開発バトル!!「1行も書かずに」Todoアプリを完成させた話〜hamaの場合〜

こんにちは。エンジニアのhamaです。

このブログはギークフィードアドベントカレンダー2025の13日目の記事です。

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自己紹介

クラウド開発事業部所属のhamaです。
エンジニア歴は十数年で、最近は開発をあまりしていないです。

 

普段使ってるAIツール

日常的に以下のAIツールを活用しています。

  • Claude Code:メインのプロジェクトの開発

 

企画概要とゴール

今回、「フルAI開発バトル」という企画に参加しました。

ルールはシンプルかつ過酷です。

 

詳しいルールや目的はアドベントカレンダー1日目の記事で紹介しております。

 

作業プロセス

要件の理解と整理

渡された要件からどのようなものをつくればいいかをイメージして、最低限の機能と、実際に使う状況を予想して必要なものを追加していきました。

運営への質問事項

kiroを使うのが初めてだったため、基本的な操作を運営ではなく参加者に質問してすすめました。

  • タスクがとまっている?>Terminalの入力待ちで止まっていただけだったので入力
  • Commandを一回一回許可する必要があるか?>連続実行で許可するコマンドを選択することで解消

 

Specs定義

要件を整理した上で、スペック駆動開発の第一歩として、Kiroに要件定義を依頼しました。

指示に至るまでの思考プロセス

  •  要件から全体をイメージ
  • 機能の洗い出してリスト化
  • 機能毎の細かい動きを想定する
  • 要件で漏れている部分がないか確認
  • kiroへの指示のリスト化

Kiroへの指示

Kiroの出力

  • requirements.md

 

  • design.md

 

  • tasks.md

出力の判定と修正

Kiroの出力を確認し、期待通りか、修正が必要かを判断しました。

判定結果

修正必要

良かった点

  • 箇条書きの簡単な要求から完全な仕様を生成された
  • 暗黙の要件(バリデーション、確認ダイアログ等)がある程度補完されていた
  • 品質ルールに準拠していた
  • プロパティベーステストが導入されていた
  • 反復的な改善プロセスにる解決ができた
  • 段階的に改善していく仕様駆動開発のアプローチが効果的だった

問題点

  • 初期指示が簡潔すぎた
  • 暗黙の要件(優先度、ステータス等)を推測しきれなかった部分がある
  • 品質保証の詳細度が不足していた

 

Kiroとの対話

  • 今日やるべきことを優先度順に表示したい
  • 品質保証として、Playwright MCPを活用し、E2Eテストが通っていることも要件に入れる
  • 要件の抜けを追加
    • ステータス(未着手、着手中、完了)もつけて、完了したものはデフォルトでは表示しない。完了分も表示するチェックボックス的なものをつける
  • 要件から想定した機能を追加
    • 期限3日前〜当日までのタスクは上位に表示する。期限当日のものを背景薄い赤で表示。期限3日前を切ったものは背景薄い黄色で表示
    • 優先度をより視覚的にわかるように表示の仕様を指示
  • 追加要件として完了ステータスのものを元に戻せる機能を追加
    • 追加要件を指示
  • 4.7, 4.8実施
    • 飛ばされていたテストを修正完了後に実施指示

テスト実装

 

成果物

所要時間

デプロイは未達成だったが、ローカル動作確認までの時間

3:00:00

主な機能

工夫点など

 

発見と学び

時間の問題がでそうと思っていたら、まさに問題が発生した。指示するときにJSTで、と明確に仕様をだすべきだった。

AIが処理している間に仕様の確認等時間を有効につかえるようにすると効率的

 

感想

良かった点

kiroを使ったことなかったが、使い方を習得することができた。spec駆動を体験できた。

また、今回は短時間だったので要件や仕様についてチェックすることができなかったが、重要性を把握することができた。

苦労した点

初物だったので用語がわからない部分があった。

今後に活かせること

簡潔な仕様の指示でここまでできたので、しっかり要件をつめていたら出戻りも少なく完成度の高い完成物ができ、イチからの開発に多大な影響を与えそうです。また既存プロジェクトなどにも仕様をおこしてもらうことで利用できそうと感じました。

 

この記事が、少しでもみなさんのにお役に立てば幸いです。

ここまでお読みいただき、ありがとうございました!

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hamanun
トリセツがあると有効活用できる、少し扱いの難しい文系エンジニア。広く浅いオールラウンダーが理想。

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