こんにちは!2月に入社したエンジニアの高野です。
今回はギークフィード趣味の会ブログリレー2日目です。
3/16〜3/22まで毎日メンバーが交代でブログ投稿します!
いつもは技術記事が多いですが、ギークフィードのメンバーって実際どんな人なの?って思われる方もいると思うので、今回は趣味や日常の話をメインにお届けします。
それでは2日目、スタートです!
今回は私がどハマりしているスポーツ、サイクルロードレースについて書きます。「自転車のレースって、ただ走るだけじゃないの?」と思ったそこのあなた!読み終わる頃には「ちょっと観てみたい」と思っているはず。ぜひ最後まで付き合ってください。
目次
ツール・ド・フランスって何? 規模感から入ろう
まずこの大会、サッカーW杯・オリンピックと並ぶ「世界三大スポーツイベント」のひとつとされています。「え、そんなに?」と思いますよね。でも数字を見るとその凄さがわかります。
- 総観客数:約1,500万人(コース沿道に集まるリアル観客。全スポーツイベントで世界最多レベル)
- テレビ放映国:190カ国以上
- 大会期間:毎年7月の約3週間(2026年大会は7月4日〜26日)
- 総距離:約3,500km(東京〜福岡を約4往復するイメージ)
- 累積獲得標高:約52,000m(エベレスト約6回分を登る!)
そして歴史も圧巻で、なんと第1回は1903年。120年以上続く伝統の大会です。
どんなレースなの? 基本をざっくり解説
「フランス一周」という名の通り、フランスをぐるっと一周しながら走ります(たまに隣国もコースに入ります)。レースは全21ステージ(日)に分けて行われ、各日のゴールタイムを積み上げて合計タイムが一番少ない選手が総合優勝になります。要するに、「3週間トータルで一番速かった選手が王者」です。
参加するのは23チーム・184人のプロ選手。チームは1チーム8人で構成されており、監督・メカニック・マッサージャーなどスタッフ含めた大所帯で転戦します。
4つのジャージ=4つの戦い
ここが面白いポイント!ツールでは複数の「争い」が同時進行しており、それぞれに特別なジャージがあります。
| ジャージ | 色 | 対象 |
|---|---|---|
| マイヨ・ジョーヌ | 黄色 | 総合タイム首位(≒優勝争い) |
| マイヨ・ヴェール | 緑 | ポイント賞(スプリント争い) |
| マイヨ・ア・ポワ・ブラン・ルージュ | 白地に赤水玉 | 山岳賞(山での強さ) |
| マイヨ・ブラン | 白 | 新人賞(25歳以下の総合首位) |
例えば「山岳は強いけどスプリントが得意でない選手」が水玉ジャージを目指す、といった具合に、それぞれの得意分野で勝負できる仕組みがあります。
チームプレーの深さ 実はとても「チームスポーツ」
「自転車って個人競技じゃないの?」という疑問もよくあります。実はロードレースはチームスポーツです。
各チームには「エース」と呼ばれる優勝候補の選手と、その選手を支える「アシスト」と呼ばれる選手がいます。アシストの役割は多岐にわたります。エースのために風よけになったり(スリップストリームで体力消耗を防ぐ)、敵の攻撃を察知して報告したり、補給食や水を届けたり……自分の順位を犠牲にしながら、エースの勝利のために走ります。
そして大会で獲得した賞金はチーム内で均等に分配するという慣習があります。「せめてお金だけでも」という、長年培われた選手間の連帯感の表れです。
お金の話:数字で見るツールの規模感
経済面から見ても、この大会のスケールは桁違いです。
大会の賞金(2024年)
- 賞金総額:約230万ユーロ(約4億円)
- 個人総合優勝賞金:50万ユーロ(約8,700万円)
- ステージ優勝賞金:約1万1,000ユーロ(約180万円)
ちなみにW杯やオリンピックに比べると少なく感じますが、これには理由があります。選手にとっての報酬の柱は賞金よりチームからの年俸とスポンサー契約料だからです。
選手の年俸
- トップ選手の年俸:数億円規模(一説にはトップ層で4〜7億円超)
- 最低年俸(ワールドチーム):約522万円〜(UCIで規定)
チーム運営費
- ワールドチームの年間運営費:約25〜80億円(チームによって格差あり)
- 運営費の約8割が人件費(選手・スタッフの給与)
- 全ワールドチームの年間予算総額:推計900億円超
スポンサーの投資
- マイヨ・ジョーヌのスポンサー(フランスの銀行LCL):年間約13億円
- チームのタイトルスポンサー費用:5〜16億円程度
- キャラバン隊への参加ブランド数:33社(アイテム1,500万個を観客に配布!)
チーム名にスポンサー企業名がそのまま入るのも特徴で(例:「UAEチームエミレーツ」「レッドブル・ボーラ・ハンスグローエ」)、ジャージには大きくロゴが入ります。テレビで世界中に映り続けることが最大の広告効果というわけです。
今注目すべき選手
タデイ・ポガチャル(スロベニア)
現在の「最強」と呼ばれる選手。2024年大会では、5月のジロ・デ・イタリア優勝→7月のツール・ド・フランス優勝→世界選手権優勝という偉業「トリプルクラウン」を達成。これを成し遂げた選手は50年の歴史でわずか3人しかいません。まさに怪物です。
ヨナス・ヴィンゲゴー(デンマーク)
ポガチャルの最大のライバル。2022・2023年と連覇を達成し、現在はポガチャルと2人で近年のツールを分け合っています。2人のライバル対決は観ていて本当にスリリング。
レムコ・エヴェネプール(ベルギー)
ポガチャル・ヴィンゲゴーに次ぐ「第3の男」として急速に台頭している選手。2024年のツール初出場でいきなり総合3位・新人賞を獲得し、同年のパリ五輪では個人タイムトライアルとロードレースの2冠を達成。「スーダル・クイックステップ」所属で、特に個人タイムトライアルの強さは世界一クラスです。まだ26歳(2026年現在)で、これからツールの歴史を塗り替えていく可能性を秘めた次世代のスター選手です。
どこで観れるの? 観戦ガイド
日本からの視聴方法
Jスポーツ(J SPORTS)がほぼ全ステージをリアルタイムで中継しています。ケーブルテレビやスカパー、J SPORTSオンデマンド(サブスク)で視聴可能です。ハイライトはYouTubeの公式チャンネルでも一部配信されるので、まず雰囲気を掴むならそこからでも。
どのステージを観ればいい?
2026年大会(7月4日〜26日)でぜひ観てほしいのが、第19・第20ステージです。この2日間、ゴール地点はなんと両日とも「アルプ・デュエズ」という伝説の山。同じ山頂に2日連続でゴールするという、ツール史上でも異例の設定です。
第19ステージ(7月24日)ギャップ〜アルプ・デュエズ 128km
21のヘアピンカーブが連続する高難度の登坂でゴール。比較的距離が短いぶん序盤からペースが上がりやすく、ギリギリまで目が離せない展開になりそうです。
第20ステージ(7月25日)ル・ブール・ドワザン〜アルプ・デュエズ 171km
前日とは別ルートからアプローチ。コル・ド・ラ・クロワ・ド・フェール(標高2,067m)、テレグラフ峠、ガリビエ峠(標高2,642m)という超級山岳を3つ越えてからアルプ・デュエズへ。獲得標高は5,600m超えと今大会屈指の過酷さで、事実上の「最終決戦」=クイーンステージです。ここでマイヨ・ジョーヌ着用者がほぼ確定します。
初めてツールを観るなら、まずこの2日間だけでも追いかけてみてください。山の絶景と選手の限界ギリギリの戦いが同時に味わえる、最高の入門コンテンツです。
ツールに詳しくなれるコンテンツ
- Netflixドキュメンタリー「ツール・ド・フランス:足並みをそろえて」:選手の素顔とレースの裏側が見えて、一気に感情移入できます。ツール入門として最高の1本です。
- J SPORTS公式サイト・YouTubeチャンネル:公式サイトには過去レースのハイライトや選手紹介が充実しています。またサイクルロードレース専用のYouTubeチャンネル(「J SPORTS サイクルロードレース」で検索)も開設されており、ツール・ド・フランスのハイライト動画などが無料で視聴できます。まず雰囲気を掴むならYouTubeから入るのがおすすめです。
- ポッドキャスト「Arenberg Cycling Podcast」/「Arenberg Daily Tour」:自転車ジャーナリストの小俣雄風太さんとフォトグラファーの辻啓さんが運営するサイクリング系ポッドキャスト。通年配信の「Arenberg Cycling Podcast」に加え、ツール・ド・フランス開催期間中は現地フランスから毎日配信する「Arenberg Daily Tour」も展開。レースの技術的な解説だけでなく、現地の文化や雰囲気も伝えてくれる読み応えのある内容です。SpotifyおよびApple Podcastsで聴けます。
おわりに
「自転車のレース」と聞いても最初はピンとこなかった私が、今ではJスポーツの前から離れられなくなっています。
ルールを知ると「あの選手はなぜ後ろに控えているのか」「なぜ今アタックしたのか」が見えてきて、戦術の読み合いがどんどん面白くなります。ぜひ一度、見てみてください!
2026年大会は7月4日スタートです。今年こそ一緒に観ましょう!
以上、ギークフィードの中の人紹介でした!
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ここまでお読みいただきありがとうございました。
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