Kamailioを設定しましょう

こんにちは、エンジニアのリリアンです。

前回の記事では、CentOS7でKamailioの構築手順を説明させていただきました。
今回は、Kamailioサーバーに設定を行い、確認手順をご紹介します。

前提条件

  • Kamailioの構築が完了
  • Kamailio設定ファイルを編集済み
  • サーバー起動中

Kamailio設定

Kamailioサーバーを設定するため、いろんなツールを使えます。
こちらは、デフォルトツールkamctlを使って、サーバー設定を行います。

dispatcher設定

dispatcherモジュールはSIPロードバランサーの機能を提供し、SIP traffic dispatcherとして使用できます。

まず、dispatcherの配送先を追加し、dispatcherグループをkamailio.cfgで1に指定します。

  • kamctl dispatcherを実行するときに、mysqlのパスワードを求めるので、 /etc/kamailio/kamctlrcDBRWPWを確認できます 。

dispatcherの設定が完了すれば、状態を確認します。

疎通状態一覧:

Flag値 説明
AP Active Probing Destination is responding to pings & is up
IP Inactive Probing Destination is not responding to pings and is probably unreachable
DX Disabled & Not Probing Destination is disabled (administratively down)
AX Active & Not Probing Looks like is up or is coming up, but has yet to satisfy minimum thresholds to be considered up (ds_inactive_threshold)
TX Looks like or is, down. Has stopped responding to pings but has not yet satisfied down state failed ping count (ds_probing_threshold)

レジスト認証

番号ごとにIDとパスワードでレジスト認証する場合、uacのremote registerationを設定します。

*認証不要な場合、このセクションをスキップします。

*diff_expiresに値がある場合、REGISTERできています。

割合変更

rweightの割合を変更することで、配分の割合を変更できます。

変更完了すれば、必ずdispatcherを再起動します。

まとめ

以上、Kamailioのサーバーでdispatcherと割合設定を簡単に紹介いたしました。是非参考にしてください!

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